差し込んだ光に導かれて

気づいたら、夢の中だった

生きる糧が増えた話

 
かれこれ10年以上オタクというものをしている。始まりはジャニーズ。途中で次元を超えることもあったが今はまた戻って落ち着いている。
 
オタクには必ず枕詞がつくと私は思っている。アイドルオタク、アニメオタク、俳優オタク、宝塚オタク、芸人オタクなどなど…
 
そしてその枕詞に値するのが、いわゆる「推し」である。
 
「推し」という言葉の概念は様々だと思うが、”生きる糧である”というのが私の中の概念の一つである。もちろん全く違う意見もあると思うが今回はこれで通させてもらいたい。
 
 
さて前置きはこのくらいにしておいて、本題に入ろう。
 
 
 

単刀直入に言うと、推しが増えた。生きる糧が増えたのである。
 
 
 
SexyZone
 
 
彼らだけにはハマるまいと思っていたのに、ずるずると引きずり込まれてしまった。
 
 
久しぶりに、恋に落ちたと感じた。

恋愛なんて久しくしていなくて、マジでリアルに「恋するってどんな気持ちだっけ…?」となるほど枯渇していた。妙齢の女、終わってんな。
まぁ、だから余計だったのかもしれないが、ドキドキが収まらなくて彼らを見る度に好きが増してあれよあれよという間にFCへと入会。多分寝てる間に5140円払ってた。
 
何がきっかけで意識的に見るようになったかはあまり覚えてないが、気づいたらカラクリだらけのテンダネスに俺のハートを撃ち抜かれ、Honey Honeyで愛くるしいその笑顔に完全にとろけちゃっていた。とにかくギャップが凄まじい。いくつ表情持ってんの?人格が4つくらいあんのか?電王かよ。

彼らがデビューした時、すでに私はジャニーズのファンだったので、当時感じた驚きは今でも覚えている。セクシーを売りにするグループに自分より年下の子がいる?平均年齢が歴代史上最年少?いったい昨今のジャニーズはどうなってんだ?でもしっかり薔薇持ってるしちゃんとグループ名通り。似合ってるしかっこいい。めっちゃ王子様じゃん。

そしてその記憶は更新されぬまま月日は流れた。
SexyZone=The・アイドルという方程式は完全に私の中で定着していた。
 

しかし現実は違ったのである。
いつの間にかめちゃめちゃ成長していた。
 
王道アイドルだと思っていたけれど、実はバラエティーにも強いことが判明。ゴチやらドッキリGPがまさにそれである。5人それぞれが個性豊かでキャラかぶりがない。ていうかクセが強い。あと全員が頭の回転早くて状況対応力がすごい。そして何より顔面偏差値が高すぎる。まだ全員学生で幼いイメージが強かったので大人になった彼らを見てあまりの強さにびっくりした。国で保護されていないのが怖い。いったい今までどれだけの顔面国宝美術館を逃げ出してきたんだ。

私は関ジャニ∞という畑で育ってきているのでとにかくギャップに弱い。アイドルなのにお笑いのセンスが半端ないって何?ベテラン芸人さんにも「その辺の芸人と絡むよりしんどいねん、ボケの手数が多いから」と言われるまでである。本当にアイドルか?と疑ってしまいたくなるが、バンド演奏やライブを観たらそんなことは愚問であると明らかに分かる。

だから、そんな私がセクゾにハマらないわけがなかったのだ。逆になんで今まで気づかなかったのかとても不思議である。
 

流れるように登録したFC。会員になって驚いたこと…今まで1枚目の写真しか見れてなかったkttが、なんとすべて見られるようになったのである。いやまあ当然と言われればそうなんですけどね?でも今まで制限されていたものが解禁されたときの興奮と言ったらないんですよ。ほんとに。2枚目にスライドして全身が見えた瞬間…え、やば、めちゃくちゃ画質いいじゃん…もしかして一眼レフで撮ってる?(このワンフレーズ実際に独り言で声に出てた)
 
普段テレビや雑誌で見る中島健人さんバチバチにキメててもちろん素敵だけど、毎日更新してくれるウェブで見る中島健人さんのお写真はプライベート感があって、彼女気分を味わえる。すげぇ。みなさん毎日こんなお宝を目にしてたんですか?なんでも鑑定団に出したら鑑定総額の枠飛び越えるまで0が続く気がする。(出しちゃダメです)
 
ファーストクラスレベルのサービスに呆気にとられていたが、気づけばアルバムの発売日が近づいていた。これはFCに入る前から気になっていたので初回Bだけ既に予約していた。Mステやラジオでリード曲の極東DANCEが流れる度に早く手に入れたい気持ちでいっぱいになり、我ながら彼らへのハマりっぷりに笑ってしまった。

そう、笑えるほどに毎日が色づいて楽しいなと久々に思えた。これってありがたいことで、ある日突然今までの日常が変異して、何も分からないまま白黒の世界に放り込まれてしまって。それでも何とか生きようと今まで以上に頑張ろうとしたけど、ぽっかり空いた心の穴は簡単にはふさがることはなくて。気づかないうちに全身がカラカラに渇いていたのかもしれない。そんな所に、オアシスの如く癒しを注いでくれた彼らは私にとって救世主であり、心の拠り所であった。まさしく生きる糧である。 
 
  
本当にありがとうSexyZone。
 
おかげさまで今日も元気に生きています!!!!!
 
 
 
 
 
 
*****************************************
2月4日(火)、『POP×STEP⁉』フラゲ日であった。初めて手にしたセクゾのアルバム。第一声は「圧倒的美」。何度も言うが、とにかく画が強いのだ。しかし彼らの主張が激しいというわけではなく、むしろしっかりとアルバムの世界観に入り込んでいる。東京のコアな場所を背景に、ポップな風船をもって並ぶ彼らは見事にネオ東京を体現している。
 
2月5日(水)、『POP×STEP⁉』の発売日。じっくり曲を堪能。シングルくらいしか聴いたことなかったが今回アルバム一枚をちゃんと聴いてみて、その歌唱力の高さに驚いた。そして曲のジャンルが幅広すぎる。歌い方も曲調に合わせているし、表現力が豊か。マジで同じ人たちが歌ってるとは思えない。アルバムの曲順も素晴らしく、何度リピートしても全く飽きない。それどころか聴けば聴くほどハマっていく。ヤバいクスリみたいな中毒性がある。いや、かっぱえびせんのがいいかな。このアルバムは各方面のオタクが激推ししているが、その方たちの話は信じたほうがいい。今すぐCDショップに駆け込むかポチってほしい。これ1つ持ってるだけでクラスの人気者になれる。
 
そして特典映像も拝見。やはりバラエティーに強い。メンバーの素の顔、絆の強さが見られた。これからきっと伸びる、もっと売れる。そう確信した。(誰?)
本当はもっと語りたいところだけれど、私のチープな語彙力と文才ではこの特典の素晴らしさを伝えるのは難しいので、是非お手に取ってお楽しみください…ちなみにちゃんと全年齢対象です。
 
2月6日(水)、『POP×STEP⁉』Now on sale。予約したのは初回Bだけだったはずなのに気づいたら全形態そろってました。あれ、いつ買ったんだっけ?特典映像だけでいいかな、なんて思ってたのに結局MV見たい…ソロ曲聴きたい…と欲が溢れてしまった。でも購入して正解だった。とにかく最高。もうこれ以上は何も言うまい。
 
 

アルバムの余韻に浸っていたら1週間以上経っていた。恐るべしSexyZone。
多彩に何でもこなす彼らに希望と期待が膨らむばかりである。もうハチャメチャに応援する。こっちは人生を捧げる気満々だからね。これからの活躍がますます楽しみだよ!!!!!



2020.2.14